株式会社大原セレモニーハート
代表取締役 茂木 圭吾さん
今回は江東区大島に本社を置く大原セレモニーハート様にお邪魔しました。
創業100年を迎える地域に根差した葬儀社で、地域のお客様に寄り添ったサービスを提供されてきました。
本日はコロナ禍にも関わらず堅調に成長されている秘訣をお伺いできればと思い、代表取締役の茂木 圭吾様にお話をお聞きすることができました。
Q.なるほど。改めてコーチングについて学んでいるんですね。
茂木社長:今までの昭和の考え方って「分からないのは帰ってから復習してないから分らないんだよね?」っていう思考だったと思うんです。
でも今の時代は、それだと社員は成長しない。分からない社員がいるのであれば、会社として何か教え方を変えなきゃいけないよねと。
だから、今までやってきたことを全て否定しようと思っています。
Q.まっさらに..
茂木社長:そう、まっさらに。
コロナによって常識が非常識になって非常識が常識に変わってきている、今はちょうどそのタイミングだと思います。
だから我々も、自分たちが今までやってきたこと一旦否定して、非常識を常識に変えていく方法を考えようと、役職者にもそう伝えています。
コロナによってというわけではないですが、週休3日なんてありえないよねって言うことをやるとか、コロナ前から通夜をやらない1日葬っていうのを始めてもいました。 後は社員が長く働けるような環境の整備に力を入れたり、業務の効率化のためのITなどへの投資にもお金を惜しまないようにしています。
茂木社長:従業員には、「社長」「社長」っていう風に崇めるなと言っています。距離感のある社長って私は好きじゃないからってね。
「社長」というのは会社の「社」という字と「長い」って書いて「社長」。会「社」の中で1番「長」い時間働いているから社長なんですと(笑)。
もちろん、お客様や従業員の事を大切に思うことも大事だし、色々な事をやらなきゃいけない。
ハッキリ言って社長は大変です。だから、皆がそれを支えて下さいというような事をミーティングの際に伝えています。
このコロナで売り上げが下がる中、どうやったら利益を上げられるかなぁ?というような事も話したりします。
腹を割って話すっていうんですかね、そういった事は結構心がけていますね。
茂木社長:今は在宅の人も事務所にいる人も毎朝9時からZoomでミーティングをしているんですけど、そこで新人さんが感じた事や意見を発言してもらっています。葬儀社に入ってきたばかりの若い子だからこそ持てる感情とか気づきってあるので、その発言を聞いて「あー、それいいね」とか「それやってみようか」となる事もありますね。私みたいに一つの業界にどっぷり浸かっちゃってると気づけない事ってありますから。
Q.確かに、当たり前の感覚にとらわれてしまう事がありそうですね。
茂木社長:その当たり前じゃない感覚が新鮮なので、それを吸い上げて思いっきり評価してあげるようにしています。
それが、今後この業界を担っていく若い子の糧になってくれれば言うことないですよね。
後は、社内日報をコミュニケーションツールの一つとしています。
休日の前の日に1週間の所感を書くようにしていて、そこに仕事で印象に残った事や改善点について思ったことを書いてもらっています。
それを見て私が必ずフィードバックをするようにしています。
他には時々食事に行ったりして、相談しやすい開けた空気づくりを心掛けていますね。
Q.今の若い人って上司との食事を嫌がる人も多いイメージがありますが、貴社ではどうですか?
茂木社長:そういう社員はいないんですよね、不思議と。
別に予定があるならそちらを優先するように言ってますし、無理させていることは全然ないです。
私も気分で「ステーキ食べに行くけど行く?」みたいなことを軽くやってます(笑)。普段から自然な距離感が出来ているんだと思います。
それが出来ていないと、無理やりコミュニケーションの場を作ろうとしちゃうじゃないですか。
茂木社長:細かな指示や、やるべきことをリスト化してやらせる事で成長を促せることもあると思いますが、一番はコミュニケーションですね。
企業が成長するためには、お互いがお互いを思いやらないといけないんです。
全く違うバックボーンを持った者同士の集まりだからこそ、どれだけ部下に目を掛けることができるか、お互いが尊重しあって褒めあうことができるかが重要だと思っています。できた時にはしっかり褒める。
この一言があるのか、ただスルーしてしまうのか、上司からの一言って、成長にものすごく直結していますからね。
創業100年を迎える地域に根差した葬儀社で、地域のお客様に寄り添ったサービスを提供されてきました。
本日はコロナ禍にも関わらず堅調に成長されている秘訣をお伺いできればと思い、代表取締役の茂木 圭吾様にお話をお聞きすることができました。
成長していくために、今までやってきたことを全て否定する事から始める。
Q.コロナの影響で一般的に苦しいと思われがちな状況下ですが、そのような中でも業績好調の要因はどこにあるとお考えですか?
茂木社長:色々な考え方があると思いますが、私はコロナだからこそやれたこともあったので、良かったこともあったと考えています。コロナの前は葬儀社に限らず中小企業の社長は忙しかったのではないかと考えています。さまざまな会合や飲み会に顔を出さなければならなかったりが多かったり。
それがコロナになって、飲み会や忘年会が中止や延期になってしまったことで、できた時間を利用して、改めてコーチングを学んでいるんです。そこで学んだことを役職者に広げていくとか、新人さんが入ったら直接「何かわからないことある?」「わかりにくいところあった?」と聞くようにしています。
茂木社長:色々な考え方があると思いますが、私はコロナだからこそやれたこともあったので、良かったこともあったと考えています。コロナの前は葬儀社に限らず中小企業の社長は忙しかったのではないかと考えています。さまざまな会合や飲み会に顔を出さなければならなかったりが多かったり。
それがコロナになって、飲み会や忘年会が中止や延期になってしまったことで、できた時間を利用して、改めてコーチングを学んでいるんです。そこで学んだことを役職者に広げていくとか、新人さんが入ったら直接「何かわからないことある?」「わかりにくいところあった?」と聞くようにしています。
Q.なるほど。改めてコーチングについて学んでいるんですね。
茂木社長:今までの昭和の考え方って「分からないのは帰ってから復習してないから分らないんだよね?」っていう思考だったと思うんです。
でも今の時代は、それだと社員は成長しない。分からない社員がいるのであれば、会社として何か教え方を変えなきゃいけないよねと。
だから、今までやってきたことを全て否定しようと思っています。
Q.まっさらに..
茂木社長:そう、まっさらに。
コロナによって常識が非常識になって非常識が常識に変わってきている、今はちょうどそのタイミングだと思います。
だから我々も、自分たちが今までやってきたこと一旦否定して、非常識を常識に変えていく方法を考えようと、役職者にもそう伝えています。
コロナによってというわけではないですが、週休3日なんてありえないよねって言うことをやるとか、コロナ前から通夜をやらない1日葬っていうのを始めてもいました。 後は社員が長く働けるような環境の整備に力を入れたり、業務の効率化のためのITなどへの投資にもお金を惜しまないようにしています。
従業員との距離感を大切にする。
Q.お客様に愛される葬儀社として社員に日頃から言っている事、大切にしていることはありますか?茂木社長:従業員には、「社長」「社長」っていう風に崇めるなと言っています。距離感のある社長って私は好きじゃないからってね。
「社長」というのは会社の「社」という字と「長い」って書いて「社長」。会「社」の中で1番「長」い時間働いているから社長なんですと(笑)。
もちろん、お客様や従業員の事を大切に思うことも大事だし、色々な事をやらなきゃいけない。
ハッキリ言って社長は大変です。だから、皆がそれを支えて下さいというような事をミーティングの際に伝えています。
このコロナで売り上げが下がる中、どうやったら利益を上げられるかなぁ?というような事も話したりします。
腹を割って話すっていうんですかね、そういった事は結構心がけていますね。
若くて新鮮な意見を吸い上げて思いっきり評価してあげる。
Q.新人の育成や社員とのコミュニケーションで意識されていることはありますか?茂木社長:今は在宅の人も事務所にいる人も毎朝9時からZoomでミーティングをしているんですけど、そこで新人さんが感じた事や意見を発言してもらっています。葬儀社に入ってきたばかりの若い子だからこそ持てる感情とか気づきってあるので、その発言を聞いて「あー、それいいね」とか「それやってみようか」となる事もありますね。私みたいに一つの業界にどっぷり浸かっちゃってると気づけない事ってありますから。
Q.確かに、当たり前の感覚にとらわれてしまう事がありそうですね。
茂木社長:その当たり前じゃない感覚が新鮮なので、それを吸い上げて思いっきり評価してあげるようにしています。
それが、今後この業界を担っていく若い子の糧になってくれれば言うことないですよね。
後は、社内日報をコミュニケーションツールの一つとしています。
休日の前の日に1週間の所感を書くようにしていて、そこに仕事で印象に残った事や改善点について思ったことを書いてもらっています。
それを見て私が必ずフィードバックをするようにしています。
他には時々食事に行ったりして、相談しやすい開けた空気づくりを心掛けていますね。
Q.今の若い人って上司との食事を嫌がる人も多いイメージがありますが、貴社ではどうですか?
茂木社長:そういう社員はいないんですよね、不思議と。
別に予定があるならそちらを優先するように言ってますし、無理させていることは全然ないです。
私も気分で「ステーキ食べに行くけど行く?」みたいなことを軽くやってます(笑)。普段から自然な距離感が出来ているんだと思います。
それが出来ていないと、無理やりコミュニケーションの場を作ろうとしちゃうじゃないですか。
お互いが尊重し合い褒め合える環境が大切。上司の一言は部下の成長に大きな影響を与える。
Q.社員が成長するための肝は何だとお考えですか?茂木社長:細かな指示や、やるべきことをリスト化してやらせる事で成長を促せることもあると思いますが、一番はコミュニケーションですね。
企業が成長するためには、お互いがお互いを思いやらないといけないんです。
全く違うバックボーンを持った者同士の集まりだからこそ、どれだけ部下に目を掛けることができるか、お互いが尊重しあって褒めあうことができるかが重要だと思っています。できた時にはしっかり褒める。
この一言があるのか、ただスルーしてしまうのか、上司からの一言って、成長にものすごく直結していますからね。