株式会社大原セレモニーハート
代表取締役 茂木 圭吾さん
今回は江東区大島に本社を置く大原セレモニーハート様にお邪魔しました。
創業100年を迎える地域に根差した葬儀社で、地域のお客様に寄り添ったサービスを提供されてきました。
本日はコロナ禍にも関わらず堅調に成長されている秘訣をお伺いできればと思い、代表取締役の茂木 圭吾様にお話をお聞きすることができました。
そうした中で葬儀社に求められる役割、サービスの変化を感じることはありますか?
茂木社長:ありますね。確かに檀家制度は弱まっています。
我々は地域に100年根ざしている企業である以上、文化を大切にしつつ、潤滑油の役割を担うべきだと考えています。
ですので、実際に近所のお寺に出向いて今の相場や世相をやんわりとお伝えしています。
ご遺族様の価値観も変化しているので、時代に即した葬儀のやり方を模索しなければいけないと思っています。
定期的にお寺に訪問して檀家さん向けの葬儀のイロハ講習でつながりを持つ事もしています。
そうする事で、檀家の皆様もお寺に対して安心感や親近感を持てますし、葬儀社と繋がりがあれば自分たちの終活も安心だと思ってもらえますから、そこは大切にしていきたいし、当社の強みだと思っています。
Q.地域の潤滑油として成長していかなければならないと考えていらっしゃるんですね。
茂木社長:そうですね。
潤滑油と言えば、介護職の方ともコミュニケーションを取っています。
地域で訪問介護をされている方や介護士の方を集めて勉強会をやって満席になることもありました。
Q.具体的にはどういった内容の勉強会ですか?
茂木社長:お亡くなりになられた後のケアをどうしたらいいか?という事を葬儀社の視点でお話をしています。 自宅でどこをどう処置したらいいのかといった事をご説明しています。
また、ご遺族様にどうお声掛けをするべきか、といった事について話したりもします。
こういった事を通じて医療・介護と葬儀社が互いに結びついてフォローしていければ、さらに質の高いご家族へのケアができると考えています。
介護の方がご家族様と一緒の気持ちで利用者様を看取る。
当社をご紹介いただき、我々も葬儀の中で心を込めて応える。
その結果、「ご家族から紹介してくれてありがとうと言ってもらえたよと」と提携先(介護事業者)から言われると我々も役に立ててよかったなぁと、地域に貢献できて良かったなという達成感を感じる事ができるんです。
それがお互いの仕事のやりがいにつながってくるので、こういった地域の繋がりやコミュニティは今後も大事にしつつ、様々な角度から終活支援をされている方たちと連携して、より良いお別れを提供したいと思っています。
茂木社長:利益を求めることはもちろん大事ですが、地域のお客様に支えてもらっているということを忘れずに、更なる成長をしたいと思っています。 社内でも、地域に生かされているという事を肝に銘じ、驕ることなく今できることをやるということを常々共有しています。
成長計画というわけではないですが、お客様があったらいいなと思われているサービスにはどんどん着手したいと考えていますね。
例えばお墓参りができない方にオンラインの設備を整えたり、ご高齢者のケアとか。地域の何でも屋を目指しています。
Q.何でも屋ですか?
茂木社長:はい。実際に、少年サッカーのパーティの企画をしたり、コロナの影響で行けなかった小学校の修学旅行の代わりの企画に出す料理の提案を依頼されたりもします。また、お子さんたちの卒業の会ではお弁当の手配をしたりとかもします。葬儀社なんですけどね(笑)。
でも企業としてはそんな形でいいのかなと考えていて、少しでもお子さんたちの役に立てればと思って引き受けました。お子さんたちが巣立つときにこういう会社があったなと思ってくれれば。まぁ、私の趣味ですね(笑)。
Q.意識せずCSRを実践されているということですね。
茂木社長:そうですね、自然な形で。地域のコミュニケーションの一つの形だと思いますし、そこから葬儀のご依頼を頂くこともあります。
葬儀の件数的には、昔は月3~4件程度でしたが、今は月20~30件くらいになりました。
Q.葬儀のお仕事に対して関心のある方、これから挑戦したいと考えている方へ一言お願いします。
茂木社長:とても魅力のある業界なので、是非チャレンジしてほしいと思います。
ですが、環境が良いところに行った方がいいです。環境はやっぱり1番大事だと思います。
創業100年を迎える地域に根差した葬儀社で、地域のお客様に寄り添ったサービスを提供されてきました。
本日はコロナ禍にも関わらず堅調に成長されている秘訣をお伺いできればと思い、代表取締役の茂木 圭吾様にお話をお聞きすることができました。
葬儀の接客は空気感を感じ取る事が大事。
Q.葬儀の接客はお客様の心理状態は極めて繊細であることも多いことから難度が高い業務というイメージがあります。
しっかりしたお客様対応ができるようにするために、貴社ではどのような研修・教育をされているのでしょうか?
茂木社長:そうですね、やはり空気感というものがあるので、先輩社員にたくさん同席させて、提案の仕方などを学んでもらっています。
故人様の特性やご状況によって葬儀は大きく異なってくるので、同席する中で空気感を吸収してもらうようにしています。
そういった対応についてのマニュアルはないので、お客様に対して今はしばらく静かにそっとしておいてあげたほうがよいかな、ちょっと時間をおいてから打ち合わせをしようかな、といった判断は経験を積みながらで学んでもらうようにしています。
Q.研修で準備して実践で経験を積むという繰り返しなんですね。ありがとうございます。
しっかりしたお客様対応ができるようにするために、貴社ではどのような研修・教育をされているのでしょうか?
茂木社長:そうですね、やはり空気感というものがあるので、先輩社員にたくさん同席させて、提案の仕方などを学んでもらっています。
故人様の特性やご状況によって葬儀は大きく異なってくるので、同席する中で空気感を吸収してもらうようにしています。
そういった対応についてのマニュアルはないので、お客様に対して今はしばらく静かにそっとしておいてあげたほうがよいかな、ちょっと時間をおいてから打ち合わせをしようかな、といった判断は経験を積みながらで学んでもらうようにしています。
Q.研修で準備して実践で経験を積むという繰り返しなんですね。ありがとうございます。
時代に即した葬儀のやり方を模索しつつ、地域の潤滑油としての役割を担い成長する。
Q.以前に比べ、檀家制度によるご遺族様と寺のつながりが希薄になり、僧侶とご遺族様の距離も遠くなっていると感じています。そうした中で葬儀社に求められる役割、サービスの変化を感じることはありますか?
茂木社長:ありますね。確かに檀家制度は弱まっています。
我々は地域に100年根ざしている企業である以上、文化を大切にしつつ、潤滑油の役割を担うべきだと考えています。
ですので、実際に近所のお寺に出向いて今の相場や世相をやんわりとお伝えしています。
ご遺族様の価値観も変化しているので、時代に即した葬儀のやり方を模索しなければいけないと思っています。
定期的にお寺に訪問して檀家さん向けの葬儀のイロハ講習でつながりを持つ事もしています。
そうする事で、檀家の皆様もお寺に対して安心感や親近感を持てますし、葬儀社と繋がりがあれば自分たちの終活も安心だと思ってもらえますから、そこは大切にしていきたいし、当社の強みだと思っています。
Q.地域の潤滑油として成長していかなければならないと考えていらっしゃるんですね。
茂木社長:そうですね。
潤滑油と言えば、介護職の方ともコミュニケーションを取っています。
地域で訪問介護をされている方や介護士の方を集めて勉強会をやって満席になることもありました。
Q.具体的にはどういった内容の勉強会ですか?
茂木社長:お亡くなりになられた後のケアをどうしたらいいか?という事を葬儀社の視点でお話をしています。 自宅でどこをどう処置したらいいのかといった事をご説明しています。
また、ご遺族様にどうお声掛けをするべきか、といった事について話したりもします。
こういった事を通じて医療・介護と葬儀社が互いに結びついてフォローしていければ、さらに質の高いご家族へのケアができると考えています。
介護の方がご家族様と一緒の気持ちで利用者様を看取る。
当社をご紹介いただき、我々も葬儀の中で心を込めて応える。
その結果、「ご家族から紹介してくれてありがとうと言ってもらえたよと」と提携先(介護事業者)から言われると我々も役に立ててよかったなぁと、地域に貢献できて良かったなという達成感を感じる事ができるんです。
それがお互いの仕事のやりがいにつながってくるので、こういった地域の繋がりやコミュニティは今後も大事にしつつ、様々な角度から終活支援をされている方たちと連携して、より良いお別れを提供したいと思っています。
地域に生かされているという事を肝に銘じて、地域の何でも屋を目指す。
Q.地域社会への貢献についてはどのようにお考えですか?茂木社長:利益を求めることはもちろん大事ですが、地域のお客様に支えてもらっているということを忘れずに、更なる成長をしたいと思っています。 社内でも、地域に生かされているという事を肝に銘じ、驕ることなく今できることをやるということを常々共有しています。
成長計画というわけではないですが、お客様があったらいいなと思われているサービスにはどんどん着手したいと考えていますね。
例えばお墓参りができない方にオンラインの設備を整えたり、ご高齢者のケアとか。地域の何でも屋を目指しています。
Q.何でも屋ですか?
茂木社長:はい。実際に、少年サッカーのパーティの企画をしたり、コロナの影響で行けなかった小学校の修学旅行の代わりの企画に出す料理の提案を依頼されたりもします。また、お子さんたちの卒業の会ではお弁当の手配をしたりとかもします。葬儀社なんですけどね(笑)。
でも企業としてはそんな形でいいのかなと考えていて、少しでもお子さんたちの役に立てればと思って引き受けました。お子さんたちが巣立つときにこういう会社があったなと思ってくれれば。まぁ、私の趣味ですね(笑)。
Q.意識せずCSRを実践されているということですね。
茂木社長:そうですね、自然な形で。地域のコミュニケーションの一つの形だと思いますし、そこから葬儀のご依頼を頂くこともあります。
葬儀の件数的には、昔は月3~4件程度でしたが、今は月20~30件くらいになりました。
Q.葬儀のお仕事に対して関心のある方、これから挑戦したいと考えている方へ一言お願いします。
茂木社長:とても魅力のある業界なので、是非チャレンジしてほしいと思います。
ですが、環境が良いところに行った方がいいです。環境はやっぱり1番大事だと思います。